自閉症スペクトラム (ASD: Autism Spectrum Disorder)

ASDの子どもたちは、対人関係コミュニケーションをとることが苦手です。



例えば…

  • 話しかけに反応しない、独特な言葉遣いをする。
    呼びかけても返事をしなかったり、質問に対してオウム返したりします。
    (「おかえりなさい」と出迎えても、「おかえりなさい」と繰り返す、など。)

  • 相手の気持ちを読み取ったり、反応を察したりすることが苦手。
    相手の表情や声色から感情を読み取ることが難しく、発言が一方通行になってしまったり、
    場にそぐわないことを言ってしまったりすることがあります。

  • 規則性、常同性にこだわる。
    遊びの内容がある一定のルールを持っており、それを繰り返し行います。
    いつものルールや行動パターンに従わないと、強い不安を感じ、ときにパニックを起こすこともあります。

  • 姿勢崩れや不器用さが目立つ。
    椅子に真っ直ぐ座れなかったり、鉛筆や箸を上手に持てなかったりします。

  • 感覚が極端に敏感、または極端に鈍感。
    車の音や音楽など、特定の音を嫌がって耳をふさいだりします。
    また、転んでけがをしていても痛がらなかったりもします。

  • 目があまり合わない。
    目を見て話しかけても、あまり目が合わなかったり、写真撮影の時に、カメラ目線にならなかったりします。

  • 1人で遊ぶことを好む。
    他の人とはほとんど遊ばず、独自の世界の中で楽しむことが多いです。
    そのため、一人遊びの邪魔をするとかんしゃくを起こしたりします。

  • クレーン現象
    言葉や指さしが苦手であるために、何か頼みごとがある場合に相手の腕や指を持って
    目的の場所まで連れて行ったりします。




    ①具体的で分かりやすい言葉を。

    大きさや数量、色など具体的な表現を使うと良いですね。
    (例) 「ちょっと待って」 → 「3分待ってね」
       「あそこにしまって」 →「茶色の棚にしまってね」


    ②言葉だけで難しい場合には、視覚的な情報を。

    写真やイラストの方が伝わりやすい場合があります。
    子どもが理解しやすい工夫を探しましょう。


    ③「~はダメ。」や「~してはいけない。」などの否定的な表現はNG。

    (例) 「走っちゃダメ」 → 「静かに歩こうね」


    ④予定などは事前に伝えておくと良いでしょう。

    ASDの子どもは、先の予定を予測することが苦手な場合が多く、予定が分からないと不安になって 落ち着きがなくなる場合があります。「いつ」「どこで」「誰と」「何をする」といった情報を具体的に 示してあげると、理解できて安心できます。


    ⑤体幹トレーニングにより「バランス感覚」を身につける。

    ASDの子どもは体幹の発達が未熟で、姿勢が崩れたり、運動が苦手であったりする場合が多いです。 そのため、座る、歩く、鉛筆を持つなどの日常的な動作を行うだけでも疲れやすくなります。 体感トレーニングによって基本的なバランス感覚を身につけ、日常生活上の疲れによるストレスを 和らげることができるでしょう。


    ⑥何かできたら、すぐ褒めてあげましょう。

    褒められるという経験の積み重ねにより、「自分にもできる、認められた」という「自己肯定感」を 育むことができます。この自己肯定感は子どもが次のステップへと成長するための動機づけとなり、 更なる知識やスキルを身につけるための大切なツールとなるでしょう。



    ページトップに戻る