癲癇 (てんかん)

癲癇(てんかん)とは脳の病気の一種で、 「てんかん発作」と呼ばれるけいれんや意識障害を引き起こします。


◎「てんかん発作」による症状

  • 大きな発作、意識消失とともに全身を硬直させ、ガクガクとけいれんする。
  • 数秒~数十秒だけ意識消失し、すばやく回復する。
  • 全身の筋肉の緊張が高まり、頭部前屈、両手を振上げる、両脚の屈曲という形をとる。
  • 全身の力が抜け、崩れるように倒れる。
  • 両手を振り上げる、両足を折り曲げる、頭も前屈させるという動きを数十秒間繰り返す。
  • など…

    ☆ 倒れる発作の時
  • 発作の症状は様々です。1回でおさまるものもあれば連続して起こるもの、一時的に意識がなくなる発作もあります。発作の持続時間は数秒~数分間で、ほとんどの場合、短い時間で元に戻ります。

  • 周囲の方は落ち着いて、状況観察と周囲の安全確認を行いましょう。安全が確保できたら、頭の下に柔らかいものを敷いて頭や手足を保護しましょう。

  • 余裕があれば発作の様子を観察しましょう。病院での診察に役立ちます。

    ☆食事中は…
  • てんかん発作では、食べものがのどに詰まるなどの事故はほとんど起こりません。むしろ、テーブル側に突然倒れることで、食器をひっくり返し、やけどをするなどのけがに注意が必要です。
    ☆発作後は…
  • 横にさせて呼吸しやすいように、衣服をゆるめます。

  • 嘔吐することがあるので、顔と体を横向きにし、下あごをあげます。

  • 発作後、眠ってしまうことが多くみられますが、そのまま寝かせます。

  • まれに、発作が再び起こることがありますので、観察は続けます。

  • しばらくの間、意識がもうろうとして歩き回ることがありますが、無理に止めないで見守ります。

    • ☆倒れない発作への対応
    • ぼんやりしたり、口をモグモグさせたりといった倒れない発作の場合でも、しっかりと安全を確保し、よく観察し注意する必要があります。

    • 無理に行動を制止せず、そばで見守りましょう。危険がある場合は、後ろから静かに優しく誘導します。

    • やさしく静かに「どうしたの?だいじょうぶ?」とふだん通りの表情で話しかけることは、意識がある場合のてんかんのある子どもを安心させるほかに、周囲の子どもを落ち着かせるという意味で効果的です。


    • ①発作の「引き金」を知っておく。
      てんかん発作の80%は偶発的に起こりますが、20%は特定の「引き金」によって起こることが知られています。 引き金には主にストレス、環境の変化、睡眠不足、発熱などがあります。 引き金が何かを知っておくことで、生活を改善することができ、発作を治療・予防するのに役立ちます。


      ②学校や主治医の先生など、子どもと関係する人たちと情報を共有しておく。
      てんかん発作は突然に起こりますが、多くの場合、薬で発作をコントロールすることができます。 ただし、発作の様子や起こる頻度は個人差が大きいので、その子の状況に応じて対応をする必要があります。 発作が起きた場合に落ち着いて対応できるよう、あらかじめ発作の様子やその対応法を確認しておくと、 学校でも安心して生活が送ることができるでしょう。


      ③自尊心や自己肯定感を高める関わりを。
      友だちの前で発作を起こすことは、自己評価を低下させ、心の傷になることがあります。 だからといって、特別扱いをすることはかえって本人がいやな思いをすることがあります。 また、過剰な生活の制限や指導は、本人の自発的な意欲を減退させてしまうことがある。 子どもの小さな変化にも気を付けながら、本人のできることはしっかりと褒めてあげるなど、 「自分にもできる」という自信を育ててあげると良いでしょう。


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